INTRODUCTION イントロダクション

封印都市の忘れ去られた プラネタリウム 。こに迷い込んだ男が出会った ロボットの少女 、星に導かれた 奇跡の物語

世界大戦後の降りやまない雨の世界。細菌兵器の影響で、人々に見捨てられた最も危険な街【封印都市】。
その、デパートのプラネタリウムに、ロボットの少女がいた。彼女の名前は“ほしのゆめみ”。
彼女はプラネタリウムの解説員で、1年間にたった7日間しか稼働することができない壊れかけのロボットだった。
そこで彼女は、30年間いつか誰かが訪れることを信じて、1人誰もいないこの世界で待ち続けた。
そして、30年目の目覚めたその日に、彼女の前に1人の男が現れた。

「おめでとうございますっ! あなたはちょうど、250万人目のお客様です!」

突如現れたロボットに警戒する男・“屑屋”。
貴重物資を回収することを生業とする彼は、【封印都市】に潜入中、
都市を徘徊する戦闘機械(メンシェン・イェーガー)の襲撃にあい、このプラネタリウムに迷い込んだのだった。

「プラネタリウムはいかがでしょう。 どんな時も決して消えることのない、美しい無窮のきらめき......。満天の星々がみなさまをお待ちしています」

大戦の影響で、星すら見えなくなった滅びゆくこの世界で、彼はそこで何を見るのか。
1年で7日間しか稼働できないロボットの少女が、目覚めたまさにその日に訪れた偶然。

そこで起こった 奇跡 とは ― 。

監督:津田尚克(「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「妖狐×僕ss」)×原作:Key(「AIR」、「CLANNAD」、「Angel Beats!」)×制作:david production「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ)

原作は「AIR」、「CLANNAD」、「Angel Beats!」など数多くの“泣ける”名作を世に送り続けている【Key】の珠玉のゲーム。発売から10年以上経った現在も世界中で愛され続けており、14年海外ゲームサイトsteamでも販売が開始され、満足度98%と圧倒的支持を受けている。
シナリオ制作、音楽にも【Key】が全面協力。そして、本作のフィナーレを飾るのは、今なお多くの人から愛される名曲「鳥の詩」を生み出したLia、折戸伸治。本作のために、8年ぶりにタッグを組み、物語の最後を壮大な星の旅へいざなう。
制作は、「ジョジョの奇妙な冒険」のシリーズで名高い【david production】。監督は【Key】作品の熱烈なファンでもある「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「妖狐×僕SS」の俊英・津田尚克が手掛ける。また、シリーズディレクターには『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の副監督の中山勝一、メカニックデザインには「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の海老川兼武、美術監督には「攻殻機動隊」シリーズの竹田悠介ほか、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズにも参加する実力派スタッフが本作のために集まった。

物語は「ちいさなほしのゆめ(配信版)」配信から始まり、「星の人(劇場版)」で完結する。【プラネタリアン・プロジェクト】が始動!

“ほしのゆめみ”、“屑屋”をテーマとした物語をそれぞれ見ることで、かつてない深い感動がラストに生まれる--。

7月7日から配信開始となる、「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」。
全5話からなる「ちいさなほしのゆめ」のエピソードを含む9月3日公開劇場版「planetarian~星の人~」に
つながっていく。
星に導かれた2人の物語が迎えるクライマックスとはー。

語り継がれる【星の系譜】は、感動の終幕(フィナーレ)へ

人間の愚かな戦争は、世界を雪で覆い、確実に滅びへと向かわせていた。
隆盛を誇った文明も加速度的に荒廃していき、人口も10万人を切ろうとしていた。
星すら見えないこの世界では、人々は地上で暮らすことも難しく、地下の集落に身を寄せ合って暮らしていた。

かつて「屑屋」と名乗っていた男は、過去のある出来事がきっかけで「星屋」と名乗るようになり、“星の美しさ”を彼が訪れる集落の人々に伝えていた。
その知識の深さとたたずまいから、いつしか、人は彼のことを“星の人”と呼び、敬うようになった。
そして、世界を旅しながら、老いていく星の人には、ただ一つの心残りがあった……。
星の人は、旅の途中行き倒れた集落で、レビ、ヨブ、ルツの三人の少年少女と出会う。
星に興味を持つ彼らの姿を見ていると、かつて自身が若かりし頃に出会ったロボットの少女の面影が思い出されていく。
彼女と出会った場所、そこは封印都市と呼ばれるところだった―